膝関節班は、平成18年4月に教授に就任した丸毛啓史(昭和56年卒)を中心に十数名の班員で構成されており、大学本院を拠点として各分院および各関連病院において講座の治療方針に基づいた治療をおこなっています。患者数、手術件数の増加により多忙の毎日でありますが、さらにレベルの高い医療を提供するとともに、手術成績の向上と均一化を目指しています。

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変形性膝関節症(OA)や関節リウマチ(RA) |
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特発性骨壊死や離断性骨軟骨炎 |
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膝関節周辺骨折・脱臼 |
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膝蓋骨亜脱臼症候群 |
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半月板損傷や靱帯断裂などのスポーツ外傷 |
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ジャンパー膝やランナー膝などのスポーツ障害 |
膝関節の手術症例は本院だけでも年間200例を越えています。変形性膝関節症に対しては、コンピューター支援システムを活用した人工膝関節置換術(TKA)、骨切り術を多数行っています。術前にCTを撮影し、コンピューター上に構築された3次元画像をもとに手術シュミレーションを行い、術中にそのデータを用いることで、正確な骨切りと、至適位置へのインプラント設置が行えます。また、同時に症例に応じて、可及的に人工関節置換術を回避し、最小の侵襲で痛みをとるために、関節鏡視下デブリドマン手術を積極的に行っています。スポーツ外傷の症例が多く、レクレーションレベルから競技スポーツレベルに至るまで幅広い層の患者さんが訪れています。特に前十字靱帯損傷に対する靱帯再建術例が多く、骨付き膝蓋腱あるいは半腱様筋腱を用いる方法を症例によって使い分けており、特に半腱様筋腱を用いる術式では、ここ数年TransFix pinを使用し良好な成績をあげています。

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変形性膝関節症についての検討では、半月板の断裂や機能不全が疼痛の原因と考えられる症例に対して、変形が中等度にとどまっていれば関節鏡視下手術はすぐれた除痛効果を示すことを明らかにしました。 |
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前十字靱帯再建術の腱組織のいわゆる"靱帯化"を組織学的ならびに生化学的に評価した
結果、術後早期のスポーツ復帰の危険性を指摘し、慎重なリハビリテーションプログラムを施行しています。 |
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膝関節内骨折である脛骨近位端骨折の長期治療成績の検討から、二次性変形性膝関節症を
きたす骨折型の治療指針を確立し、良好な結果を得ています。 |
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慈大式ヒンジ型人工膝関節および1999年以降、使用している改良型ローテーティングヒンジタ
イプのヒンジニーJ人工膝関節の長期成績について検討を行っています。 |
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全・単顆人工膝関節置換術に際しては、精度の高いナビゲーションシステムを用い、手術成績の向上と
均一化をめざしています。 |

これまで講座で培われてきたコラーゲン分析の手法を駆使した生化学的研究に加えて、再生医
療技術による関節軟骨再生や靱帯再建術に関する研究を行っています。 |